2010年最後の今日は、クリーニング作業でした。

授産作業として法人内の特別養護老人ホームのタオルなどのクリーニングを請け負っているの関係上、年末年始だからと全てを止めてしまうことはできません。

しかし、利用者さんは28日から3日まで休みなので、一部の職員で対応しました。

配達・回収・洗濯・畳み・・朝から夕方まで5人の職員で黙々と取り組み、何とか終了。sweat01

そして、ブログの記載。

これで、今年の仕事は終了です。

 

お読みいただいた皆様、ありがとうございました。happy01

 

さて、ここで一つご連絡です。

日頃、施設を空けることが多く、そのため休日に参加した研修の話題を中心に記事を書いていましたが、ブログでの研修の要約は好ましくないとの情報がありました。(講師の許可をとればその限りではないそうですが・・・)

そのため、今後は方向転換を余儀なくされます。bearing

前述のように、不在がちなので何を書くかは考えなくてはいけませんが、ある程度の更新は心がけていくつもりです。

よろしければ来年もまたお立ち寄りください。

 

本年はありがとうございました。

皆様良いお年をお迎えください。sun

 

※写真は、今日の作業風景です。(右側のタオルの山を、ひたすら畳みます)

Image026.jpg    Image025.jpg

(さつき・くすのきセンター長)

大晦日と宿直

「今日は『おおつごもり』ですね。」とにじの家のゲストから声を掛けられました。思わず私は「えっ。何ですかそれは?」。ゲスト「ほら、ほら、お正月の前の日のこと」。私「あー、大晦日ですね」。ゲスト「そうそう、大阪ではそう言うんだよ」。私「ほんとですか?」。別のゲスト「私も言っていた」。私、思わず今春入職したヘルパーに「○○さん、知っている」。職員「そんなの私も初めて聞きました」。ゲスト「こんな若い人に聞いても知らないよ」。

こんな会話で今日が始まりました。インターネットで調べると『大晦日』又は『大晦(おおつごもり)と、云う。一年の最後の日のこと』と、ありました。この年齢で初めて耳にした言葉でした。

大晦日と云えば私は、ここ12年間一日も自宅で過ごしたことはありません。それは協同の苑で施設長を拝命してから大晦日に宿直をして、元旦の朝一番にゲストの皆さんと年賀の挨拶をします。そして、一緒に初詣をすることを楽しみにしているからです。最近では初詣の出来ないゲストのために協同の苑の中に神社を開設しています。「今年も良い年でありますように・・・。」

大晦日の宿直で一番の思い出は1999年です。コンピューターの2000年問題の時です。0時にコンピューターの日付が旨く変わらずに「大停電が起きるかも」「水道局では断水が・・・」「電話が通じなくなるかも」「交通に大混乱が・・・」等々、23時59分からの1分間は特に緊張しました。結局、取り越し苦労でした。

      協同の苑/住吉神社          平成23年 元日の初詣

DSC03105.JPG23初詣.JPG

(六甲アイランド施設長)

介護のお礼

介護の仕事をしていますと、ご本人やご家族の方から「お世話になっています。」「お世話になったおかげで家族は本当に助かっています。」等々、お礼の言葉をたくさんいただきます。私たちは「お役に立てて嬉しいです。」「これが私たちの仕事なので、あまり気になさらないでください」「嬉しいです。これからも、元気に頑張ります。」などと返します。これらのお言葉は、私たちの働きがいに繋がっているのも事実です。

しかし、お言葉だけの内は良いのですが、お礼が品物やお金で、しかも職員個人宛に来る場合があります。私たち社会福祉法人は、より良い福祉サービスを提供出来るように余裕のある方から自主的なご寄付を受けることは認められていますが、(※ 公共性の高い法人として、寄付金は所得税の控除が認められています。)協同の苑では個人的なお礼は一切お断りをさせていただいています。その理由は介護の仕事は個人プレーでは決して良いケアは出来ません。ご利用者様からは、一見個人に世話になっていると思われますが、良いケアは質と連続性が重要で、チームプレーがあって初めて個人の力が発揮できるからです。

先日、数人の職員宛にお礼が渡されました。やむを得ず、受け取った職員から私に相談がありました。私から、お心つがいに対するお礼を申し上げ、個人への謝礼に対するお断りの電話をさせて頂き、話し合いの結果、職員の親睦会へご寄付を頂くことになりましたが、「気持ちが伝わらないのは辛いですね」とのお言葉がありました。お気持ちは充分理解しているつもりですが、ごめんなさい・・・・。

(六甲アイランド施設長)

バタバタで、なかなかこの画面に向かえない日が続き、2週間以上が過ぎてしまいました。

 

12月19日にNPO法人 がじゅまる(特別支援教育ネットワーク)主催で開催された「第6回オープンセミナー『卒業後の生活は?~挫折からの復活~』」に参加してきました。

 

講師は宇都宮大学教育学部特別支援教育専攻教授の梅永雄二先生で、期待通りの面白くも深い内容のものでした。pen

梅永先生は、職業カウンセラーとして長年ご活躍され、約1,500人の方々と関わってこられており、かつては兵庫県でもお仕事をされていたとのことです。

 

講演は2部構成で、当事者のDVDを交えながら、第1部では梅永先生が発達障がい児・者の課題、なかでも就労上の課題、退職理由、児童期の育てられ方が就労に及ぼす影響、そして望ましい理解や支援について話され、第2部は会場からの質問に答えられ、その後ライフスキルについてのお話などがありました。

 

研修の内容を簡単にまとめますと・・・pencil

  • 就労支援に大切なのは、本人へアプローチのみでなく、地域差や時代など周りの環境を見る必要がある。
  • 就労支援では能力の前にニーズや気持ちのマッチングが無しにはモチベーションが続かないので、ジョブマッチングが大切であると言うこと。
  • また、支援者には、感覚の問題も含めて、企業の理解を得る啓発が求められること。
  • ソーシャルスキルが苦手な障がい特性を持った方がいらしゃるので、そこは本人に求めるのではなく、周囲がサポートすべきことであるということ。
  • ソーシャルスキルよりライフスキルが大切であり、支援者にはそこのチェックを適切に行うことが求められるということ。
  • 出来ない場合は援助を求めて良いので、そのスキルが必要であること。
  • 熱血支援者で「僕がいなくてはダメ」となる人は好ましくなく、「僕がいなくても大丈夫」と言える状態(環境)を作り出せるのが、望ましい支援者である。

 

大まかに言うと、このような内容であったかと思います(非常に雑なまとめ方です・・ごめんなさい)。

 

就労支援についての知識・経験とも浅い私ですが、今日学んだことを活かし、各関係機関との関係を強化しながら、就労を希望される方と雇用する側の双方が幸せになれるように少しずつでも進んでいければと思います。punch

 

 

また、第1部と第2部の間に、がじゅまるの理事さんたちが徳之島で講演をされた報告や奄美の豪雨災害に対する義捐金募集のお話もありました。

遠く離れた南の島に行ってお話をされたことで、少しずつ島の発達障がい児・者支援が動き出しているようです。その影響力に驚きました。shine

 

そして、夜は、何故か会員でもないのに懇親会にまでお誘いいただき、発達障がいのある生徒さん達の今後について真剣に考えておられる先生方の思いをお聞きすることができ、充実した一日になりました。ありがとうございました。beer

 

・・・前回「近いうちにJDDの報告を・・」と書きながら、出来てません・・・まとめなくては。 sweat01

利用者さんと外出とかもしたのに、それも更新ができず・・・反省しきりの年の瀬です。shock

(さつき・くすのきセンター長)

自己選択

協同の苑の介護観・支援観 「自立支援」 の中に、「ゲストが自己選択、自己決定、自己実現できる生活を支援します」という一文があります。「自立支援」とは何かを考えるにあたって、この「自己選択」「自己決定」がとても大切なキーワードになります。

いま、ハーバード大学やスタンフォード大学などの有名大学の有名教授の講義をもとにした本がよく売れています。先日、そこまでは読まれていないと思いますが、新刊コーナーに置いてある「選択の科学」という本を読んでみました。著者はコロンビア大学のビジネススクールの教授で全盲の女性です。20年間、ずっと「選択」について研究してきたそうです。

「ジャムの法則」として有名になった実験のことや、「動物園の動物はなぜ野生の動物に比べて寿命が短いのか」など、選択にまつわる実験やエピソードがたくさん紹介されています。ちなみに、「ジャムの法則」とは、豊富な選択肢が売り上げをあげるという仮説を実証するためにスーパーマーケットで、24種類のジャムと6種類のジャムを売り場に並べてみる実験を行ったところ、24種類のジャムを並べたときの売り上げが6種類のジャムを並べたときの10分の1になったという話です。多すぎる選択肢より、選択肢を絞り込んだ方がお客は商品を選びやすく、売り上げにつながることがわかったのです。これらも興味がある内容ですが、私は老人ホームを舞台にした選択に関する実験の内容を読んだときにある種の衝撃を覚えました。

それは、介護施設で2つの階の入居者を別々に集めて、職員が次のように説明をしたそうです。ある階の集まりではまず一人ひとりに鉢植えを配り、鉢植えの世話は職員がしてくれることを伝えました。次に映画を木曜と金曜に上映するので、どちらかの日に見られるように予定を組んで連絡すると言いました。また他の階の入居者を訪ねておしゃべりしたり、読書、ラジオ、テレビなどを楽しむことが許されているとも説明をしました。つまり入居者にある程度の自由は許されていますが、彼らの生活は職員が責任を持って管理するという趣旨でした。

次に、もう1つの階の入居者を集めて説明をしましたが、そこでは一人ひとりの入居者に好きな鉢植えを選ばせ、鉢植えの世話は自分でするようにと伝えました。それから映画上映会を毎週木曜と金曜にするので、どちらの日に見てもよいと言いました。またお互いの部屋を訪ねあっておしゃべりをしたり、読書、ラジオ、テレビを楽しむなど、好きなように時間を過ごしてくださいとも言いました。つまり、この施設を楽しい場所にするかどうかは、入居者次第だということを強調したのです。

このようにメッセージは違っていますが、職員は2つの階で同じように入居者のお世話をしました。3週間後の調査では、選択の自由度が大きい入居者は、そうでない入居者に比べて満足度は高く、生き生きしていて、ほかの入居者との交流も盛んだったという結果がでました。さらに「選択権なし」の集団では、少なからず体調の悪化した入居者が見られましたが、逆に「選択権あり」の集団では、多くの入居者の健康状態が改善したとの結果が見られたのです。

もちろんこの実験の結果だけを見て、何かを簡単に結論づけられるわけではないと思いますが、少なくとも「選択する」ということは、私たちが日常感じている以上に、人間にとって大切な基本的欲求であるということには違いありません。その「選択」が、制限されるような状況になったとき、さらに選択できないような状況になってしまったとき、人は大きなストレスを感じてしまうのかも知れません。私たちも「自立支援」に取り組むときに、この「自己選択」という視点で、もう一度ゲストの生活を見直すことから、はじめていかなければならないと示唆された内容でした。

(K- maison(ケイ・メゾン)ときめき施設長)

前へ 4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14