11月28日に開催されたスヌーズレンセミナー(日本スヌーズレン協会主催)に参加してきました。pencil

スヌーズレン(SNOEZELEN)とは、オランダ語の「クンクン匂いを嗅ぐ」(SNUFFLEN)と「うとうとする」(DOEZELEN)という用語を組み合わせた造語で、外界(感覚)を探索することや心地よくまどろむ状態を示すもので、重度の知的障がいを持つ方々との関わりの理念として生まれて発展してきました。

一般的なスヌーズレンのイメージは、スヌーズレンルーム(多重感覚提供室)など、光や音の感覚刺激が準備された下で実施されるイメージがありますが、本当に必要なものは物理的環境より人的な環境で、居心地の良い感覚空間を共有することです。notes

 そこでは、障がいが重いとされる人も主役であることが実感でき、ありのままの自分が受け入れられ、自分で選び、自分で楽しむ時間で、パートナー(支援者以上に対等な関係)は、体験・文化を共有する存在になります。

言葉かけも外側から見たものでなく、本人の気持ちを持ち出せたものが良く「理解(解釈)を越えてなりきる一体感」が大切であるというお話もありました。

パートナーという言葉から想像がつくように、スヌーズレンが大切にしているものは非指導的なもので、現在重要と考えられる傾向にある治療的なものや効果を数値化できるようなものとは一線を画します。(ちなみに、これまでは「サポーター」でしたが今回のセミナーで「パートナー」という提案があり、「それがいいね」という感じになりました)

 

今回の研修を受けながら、自分の頭の中に「間(ま)」と言う言葉が浮かんできました。

として空、時そして互いの精神的距離()を共有すること、また、時には相手の自主性を待つことや結果が出るまでのわくわく感(広い意味の時)、こういったものを含めて「の共有」が大切だと感じました。cute

お互いの視線の先にあるものを通じた三項関係の形成にも通じるところが多いと思います。

資料の中に「スヌーズレンとは、二人の関係に“二人だけの秘密“という素敵な感情が加わるひと時であり、それはまるで恋愛のよう・・・安心できる雰囲気のなかで、相手のことを共感的に思いやり、体と心が互いに触れ合うなかで、それは深まっていく・・」とありました。heart04

そのようなものなら当然相性もあるでしょう。そして不思議と多くの人に受け入れられる人というのがいます。スヌーズレンの感覚同様に言葉で表せるものではないので、努力によってなれるものではないのかもしれませんが、素敵な「間」を共有できる・・そんな人になれればいいなーと感じた一日でした。 cherry

 

当日、会場で購入したグッズの一部です。carouselpony

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(さつき・くすのきセンター長)

11月27日(土)に、ときめき全体として、1回目の「ボランティア感謝のつどい」を開催しました。ときめきホールを使って行うのですが、1回では入りきれないので、昨年から2回に分けています。27日は85名のボランティアさんに参加していただきました。2回目は12月11日の予定ですが、60名あまりの方の参加を予定しています。入りきれないぐらいたくさんのボランティアの皆さんに、支えていただいているというありがたい悲鳴です。

職員は、普段からボランティアの皆さんに対して感謝の気持ちで一杯ですが、なかなか日頃の言葉や態度に十分出せずに、その気持ちを伝え切れていません。決して年に1回、「まとめて」という意味ではなく、「あらためて伝える」ことが大切であると考えてこのつどいを行っています。企画も職員の手作りで、特養とデイサービスの職員はゲストと一緒に、歌や踊りの出し物をしました。この日のために、仕事が終わってから練習を重ね、感謝の心を込めた出し物に、ボランティアの皆さんからも大きな拍手をもらいました。事務所、福祉センター、居宅の各部門も準備や受付に協力して、積極的に感謝の気持ちを伝えました。

食事もささやかですがバイキング形式で、ちらし寿司や焼きたてのステーキ、揚げたての天ぷらもあり、ボランティアさんにも好評でした。最後は、ボランティアさん自身にグループの紹介をしてもらいながら、ビンゴゲームで大いに盛り上がりました。

ときめきは、多くのボランティアの皆さんに支えられています。そして、職員は介護を中心にゲストの生活を支えています。しかし、介護は生活の基本部分を支えることはできても、生活のうるおいの部分まですべてを支えきれるものではありません。ゲストにとって、いつも顔を合わせている職員との関わりは安心ですが、どうしても関係が狭くなってしまいます。

いろいろなボランティアさんとの関わりは、ゲストの生活の中に「新しい風」を吹き込みます。施設で生活されているゲストが、地域で暮らすのと同じように、いろいろな人との関わりを広げていくためにも、ボランティアの皆さんの力がこれからさらに必要となります。 

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(K- maison(ケイ・メゾン)ときめき施設長)

紅葉ハイク

ハイキング○ (1).jpg ハイキング○ (1).jpg27日(土)、六甲山へ紅葉ハイキングに行ってきました。maple

これは、トレッキングサークル「四季の会」の皆さんがボランティアとしてサポートしてくださり、昨年度から行われているものです。

 

利用者さんは自由参加で、今年度はご家族の参加も募ったところ、12名の利用者さんと8名のご家族(1人はヘルパー)が参加されました。clover

ハイキング○.jpg天候にも恵まれ、紅葉を見ながらのハイキング・・・と言いながらも、山を歩きなれていない方にはきついのではないかとも感じました。しかし、それも余計な心配だったようで、他の人に遅れながら歩いていた人から「来年はもっと頑張る」という声が聞けるという嬉しい驚きもありました。 

1時間強のハイクの後は、お楽しみの食事。

バーベキューがあっという間に無くなり、その後ボランティアの皆さんが作ってくださった温かい豚汁をおかわりする方もおられました。noodle

目・舌・身体からリフレッシュできる時間になったようで、帰りの車内で「楽しかった」と言いながらウトウトされる利用者さんの姿が印象的でした。rvcarsleepy

参加された皆さんお疲れ様でした。

そして、細やかにお世話くださった「四季の会」の皆さん、ありがとうございました。

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(さつき・くすのきセンター長)


 インフルエンザやノロウィルスが流行する季節となりました。この他には集団生活をする施設の代表的な感染症と言えば疥癬(減少傾向)があります。
 感染症の予防の第一は『持ち込まない』ことです。しかし、人が生活している以上どんなに予防しても100%防ぐことは不可能ですから、万一発生したときに如何に拡大防止に努めるかがポイントだと思っています。
  私は11年余で三度(ときめきで二度、六甲で一度)ノロウイルスと戦いました。最初の戦いは突然やってきました。4階のゲストから下痢と嘔吐症状のゲストが見つかり、受診の結果は『風邪』でした。3人ほど続けて受診しましたが結果は同じ「今年の風邪は下痢と嘔吐から始まる。二、三日安静にすれば治ります。」その後も続きますので、嘱託医と相談して、ノロウイルスの疑いで検査に出すと同時に保健所との連携をとり結論が出ました。在宅や近隣の施設で感染が広がっていたのです。全くの情報不足で下痢症状のショートステイのゲストを受け入れたのが発端でした。一日二回の全館消毒とゲスト、職員のフロア移動禁止など、職員の懸命な努力の結果、4階フロア以外への感染拡大を防ぐことが出来ました。
 二度目の戦いは未明に3階フロアのゲストが下痢嘔吐に見舞われました。その午前中にも発症者が続き、即座にノロウイルスの対策を実施すると共に保健所と連携し、食べ物や他の原因も調査しましたが原因の見当がつきません。前回の経験から他のフロアやデイサービスには拡大させない自信があったのですが、同時期に他のフロアやデイのゲストからも発症し、ご家族にも広がったことが判明しました。原因は約一ヶ月後に保健所からもたらされました。前日のおやつ(冷凍饅頭)の製造過程でノロウィルスに汚染されたものが近畿一円に出荷され、それを利用した施設等で感染が広がったのでした。
 三度目は昨年末の早朝の事でした、以前の経験と比べ症状は軽く、『?』だったのですが、発症と同時にノロウィルス対策を徹底した結果、最後の方の症状が完治するまでに僅か6日という短期間に終息し、お正月には来苑制限を解除できました。
  一回目はノロウィルスに対する知識も周辺情報もなく、手探りの戦いで終息までに二週間を要しました。二回目は情報も無く、初動対応に不備があり、居宅を巻き込んだ厳しい状況でしたが、マニュアルが整備されていたため、しっかり対処でき9日間で終息しました。

  尖閣諸島沖の中国漁船との衝突問題、昨日の韓国の延坪島に対する北朝鮮の砲撃に対する政府声明の遅さ(米国など諸外国と比べて)など、国民がイライラしていることは間違いありません。
 国際問題と感染症対策を同一視することは出来ませんが、どんな組織でもトップは正確な情報把握を行い、タイミングのいい判断で初動体制をしっかりと整えることが組織を動かし、良い結果を生む上で重要だと思います。

(六甲アイランド施設長)

先日(11月21日)は、2つの外出行事のお手伝いをさせていただきました。幸い天気も良く、日中は暑いぐらいの日差しで、これから本格的に寒くなる前のラストチャンスのような1日でした。

午前中はケアハウスのゲストといっしょに、武庫川河川敷の「コスモス園」を見に行きました。550万本のコスモスが河川敷一面に咲いている姿は、ここだけ別世界のような美しさでした。このコスモス園は、2003年に河川敷をきれいにしようというボランティアのみなさんの力でつくられたそうです。施設からもそれほど遠くないまちの中に、これだけの数のコスモスが咲いているというのは、まさに「都会の中のオアシス」のようです。カメラを片手に熱心に写真を撮ったり、端から端までゆっくりと散策を楽しんだり、おしゃべりに花を咲かせたり、これ以上ないような雲一つない秋空のもと、楽しい時間を過ごすことができました。

コスモス園1.jpg    コスモス園3.jpg

 午後は、特養のゲストといっしょに宝塚の「清荒神」へ、紅葉狩りに行きました。職員が事前に下見に行き、駐車場・露店もあり、とても紅葉がきれいということで選んでくれたのがこの「清荒神」でした。欲張りをして、行きは「コスモス園」の横を通っていくという、うれしいおまけ付きの外出となりました。さすがに少し車が多く、予想以上に時間がかかってしまいましたが、無事に清荒神の駐車場に到着すると、そこから本殿まで結構な坂道が待っていました。

一人ずつ車いすのグリップをしっかり持ち、いろいろな露店を横目で見ながら、ひたすら上へ上へとめざしました。ご家族にも車いすを押していただきました。坂を登り切ったところで、目の前に現れたのは、鮮やかな黄色に染まった大きなイチョウの木です。そして、真っ赤に色づいた紅葉。思わず立ち止まってイチョウの大木を見上げていました。

「お地蔵様の頭に水をかけて一つの願いを念ずればご利益がある」とされる「一願地蔵尊」に、ゲストも柄杓を持って水をかけていました。さすがに頭の上までは無理ですが、水がちょっと自分の足にかかりながらも、「お願い事をしましょうね」と声をかけると、両手を合わされていました。さらに、奥には滝があるということで、車いすを移動させると、今度は先ほど以上の急な坂です。また一心に車いすを押し、やっと着いた滝には残念ながら水が流れていませんでした。でも、これも愛嬌と思えるほど、ゆとりのある静かな時間を過ごせました。

施設の中での生活は、いわゆる「日常」です。毎日、同じような空気と時間が流れています。あたりまえのように繰り返されている日常生活では、ゲストも退屈さを感じることがあるでしょう。それは、私たち自身の生活を振り返ってみても同様です。「日常」は繰り返しの連続です。特に仕事をしていると、毎日同じことの繰り返しにしんどさを感じることもあると思います。

でも、そのあたりまえに過ごしている日常の空気と時間の流れが変わる瞬間があります。それが「非日常」の体験です。旅行をする、久しぶりに友人と会う、自分の趣味に1日使う 、 おいしものを食べに行く、欲しかったものを買う … いろいろな体験の中で、喜んだり、感動したり … 日常とは少し違った、少し離れた中での刺激、スパイスとなるのが「非日常」の時間です。私たちは、時々、そのような時間を過ごすからこそ、またいつもの日常に戻っていけるのだと思います。何も刺激がなかったら、本当にただ時間だけを消化している毎日になってしまいます。

施設で生活しているゲストのみなさんにも、時々「非日常」を体験してもらいたいと思っています。施設の中にいては、なかなか感じにくい「季節」を、外に出ることによって直接感じてもらいたいです。これからは寒くなりますので、外に出られない分、施設の中で季節を感じてもらうことも必要になります。クリスマス、お正月 … いろいろ楽しみがいっぱいです。

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(K- maison(ケイ・メゾン)ときめき施設長)

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